かぶといぬの日記

倉敷に旅行してきたのである。
有名な美観地区を訪れたが、あまりに俗悪な風景にびっくりした。
ほんまこれが美観とは笑かすで。

これじゃあ名古屋城に最近できた土産物屋、食いモノ屋街と変わらんじゃないか。
確かに時代物の建築物が並ぶことは素晴らしい。
でも、それがほとんどすべて観光客向けの「テナント」なんやから。
しかもケバケバしい看板を掲げて。
こんなもんどれだけ改造しとるかわからんで。
こうでもせんと維持できんのやろうが、とはいえ、ひどいなー。
ここは、店が開いてない時間帯に訪れるしかないやろうな。
何にも店がない路地裏、街はずれはかろうじて良かったわー。

見学させてくれるのは限られた建物だけでもちろん有料、他は何の説明看板もないんやから、殿様商売やな。
一度限りのチンさん、ワンさん、リーさんだらけやし、これでええんかな。
まあ、モンサンミッシェルもこんな感じやわな。
こりゃ名古屋の有松地区のほうが絶対ええで。
アイビースクエア、大原美術館を作った先覚者の感覚は大したもんやが、今の連中は遺産を食いつぶしてるな。  

そろそろ自家用車を買い替えたろかと思う今日この頃。
某T与太自動車のショウルームに寄ってみた。
名古屋駅のとこ。
Lサスのもある。
で、ワシはそもそもセダンの運転席には体がおさまらん（教習所で習うマトモな運転姿勢がとれんって意味）のである。
それで、はやりのSUVを試してみた。
ハリヤ―と、それにそっくりなLサスのマークになっとる車。
そしたらあんなでっかいのに、中はたいしたことないんな。
こりゃあかんわ。
いくらシートを下げても、ワシの目の高さにルームミラーがあってじゃまでしゃーない。
おまけにその根元にごっついなんやらの装備が入っているらしいボックスが張り付いていて、余計前がよう見えん。
アタマはすれすれ。
こりゃちんちくりん用の車やな。
T与太の車は総じてデザイン重視で、平均的体格しか頭にないんやね。
あんなにぎょーさん車種はだしとんのにな。
ランクルでも中は全然広くなかったわ。
むしろ車種は少なくても、少ない車種に命がけで全力投球しとるメーカー、たとえばスバルやマツダなんかがええみたい。  

サッカーの代表チームがドイツ代表に完勝したのには驚いた。
でも今のドイツ代表は小粒な選手ばっかりで、手に負えない別次元の感じは全然ないなー。

かつてはミュラー、ベッケンバウアー、ルンメニゲなどなど、数多のスーパースターが常におった。
こんな戦艦大和武蔵クラスやなくても、マテウス、クリンスマン（韓国の監督な）、クローゼ、シュバインシュタイガーに匹敵する選手は一人もおらん。

こんなドイツ代表は悲しい。
いったいかの国のサッカーはどないなってもうたのか。
最期まであきらめず逆転するゲルマン魂は消えたんかい。  

今日はジャニージャニーともちきりですな。
ほっかむりしていたマスコミども、西洋マスコミに突っ込まれるとほっとけないんですな。
植民地根性やね。
ところでこのジャニーちゅう死んでもうた男がさんざんな悪もんなわけやけど、こいつの墓はどこにあるんやろうか。
そのうちペンキでも撒かれるんちゃうか。

調べてみたら高野山やそうですわ。
知らんけど。
心配や。  

ロッシャのならず者プリゴジンが殺されたらしい。
飛行機ごと撃ち落とす/爆破するとはまことに大掛かりな暗殺である。
昔々のスウェーデンやったかの国連事務総長がアフリカのどこかで飛行機事故ということになっとるがで亡くなったなあ。
ハマーショルドやったっけ。

しかし、どうもプリが殺されたことを非難する論調には？である。こいつとんでもない悪もんやんけ。
傭兵ビジネスの親玉やで。
人殺しなんか屁とも思わんやつやん。
あーでも巻き添えになったやつはお気の毒やな。

ところで元祖傭兵ビジネスと言えば、スイスやね。
スイスは今でこそ金融や精密機械工業で立国しとるが、それまでは何も産業がないもんで、傭兵を送り出して外貨を稼いどった。
はっきり言うてお日様の下に出てこれるような国ではないんやで。