2020年02月04日
恵方巻雑感
昨日は節分であった。ここ数年来の恵方巻販売合戦は少し落ち着いた感がある。
この季節にいつもネット上で論争になるのは恵方巻なるものを食う習慣の歴史性についてである。
「ワシは関西で育ったがそんなもんは聞いたこともない」、とか、「いや子供のころから何十年と食うとるわ」、とか書き込まれるのである。
しかし「ないことを証明するのは難しい」ことは我が国の総理も一連の森友騒動において力説された通りなのである。
ご自分の一族、友人にそのような習慣がなかったからと言って全否定されるのは、「みんな持ってるからボクも買って欲しいいいい」とわめく幼児のロジックと同じである。
さて話を戻すと、かぶと犬は上方で育ち齢50を過ぎたが、記憶にある限り母は節分に「巻きずし」を作ってくれた。かんぴょう、しいたけ、三つ葉、卵焼き程度が入っていた。21世紀のスーパーで売っとるものからするとずいぶん質素であったが、たいそう喜んだもんである。
恵方巻なんぞという呼び名は知らんかったが、黙ってあらぬ方を向いて食うのはやっておった。
この習慣は、大学生になり家を離れて以来なくなったが、後年、家庭を持つにいたり復活した。連れ合いの育った家庭にもこの習慣があったのである。なお連れ合いの実家は、大阪府堺市以南に先祖代々一族が寄り集まっとるんである。
かぶと犬の母がどこでこの習慣を取り入れたのかは存ぜぬが、ひょっとしたら同じく大阪南部出身の父親の家に嫁に来て知ったのかもしれないなぁ。
いずれにせよ、昨夜は例年のごとく、連れ合いが我が家伝来の寿司桶の酢飯でこさえた巻きずしをいただき、豆を食ったのである。さすがにもう年齢の数だけの豆はよう食えんかったですら。
この季節にいつもネット上で論争になるのは恵方巻なるものを食う習慣の歴史性についてである。
「ワシは関西で育ったがそんなもんは聞いたこともない」、とか、「いや子供のころから何十年と食うとるわ」、とか書き込まれるのである。
しかし「ないことを証明するのは難しい」ことは我が国の総理も一連の森友騒動において力説された通りなのである。
ご自分の一族、友人にそのような習慣がなかったからと言って全否定されるのは、「みんな持ってるからボクも買って欲しいいいい」とわめく幼児のロジックと同じである。
さて話を戻すと、かぶと犬は上方で育ち齢50を過ぎたが、記憶にある限り母は節分に「巻きずし」を作ってくれた。かんぴょう、しいたけ、三つ葉、卵焼き程度が入っていた。21世紀のスーパーで売っとるものからするとずいぶん質素であったが、たいそう喜んだもんである。
恵方巻なんぞという呼び名は知らんかったが、黙ってあらぬ方を向いて食うのはやっておった。
この習慣は、大学生になり家を離れて以来なくなったが、後年、家庭を持つにいたり復活した。連れ合いの育った家庭にもこの習慣があったのである。なお連れ合いの実家は、大阪府堺市以南に先祖代々一族が寄り集まっとるんである。
かぶと犬の母がどこでこの習慣を取り入れたのかは存ぜぬが、ひょっとしたら同じく大阪南部出身の父親の家に嫁に来て知ったのかもしれないなぁ。
いずれにせよ、昨夜は例年のごとく、連れ合いが我が家伝来の寿司桶の酢飯でこさえた巻きずしをいただき、豆を食ったのである。さすがにもう年齢の数だけの豆はよう食えんかったですら。
2020年02月02日
開高先生続き
さて2月になってしまった。
その後、引き続き、開高先生のラブアフェアーの件で調査中。
新情報をゲットした。Chiyoko Sasaki氏の論文を読みたいので、閲覧できる図書館をさがした。まずは国立情報学研究所のCiNiiを使ってみる。国内の大学図書館にあることがわかった。京産大、同志社、立教に発見。京都で読めるのか。。。。。まさか電子版はないよな。
防衛大学には所蔵しそうなんだが、公開してないのかも。
そのほかは、ベルリン日独センターとケルン日本文化会館に所蔵。ドイツで博士号をとったらこういうところに寄贈するんでしょうか?
それにしても博士論文が所属していない大学の図書館に収められるとは、たいした業績なんですね。京産大、同志社、立教に関係分野の先生がいて、退官時に寄贈したんでしょうか。
ついでにWorldCatにかけてみたら、出てくる出てくるぶったまげた。欧米の大学図書館71館が出てきた。この検索結果には、図書館の場所が現在地からどれだけ離れているか出てくるんですが、8000kmも離れていてはね。電子版があるみたいやが、外部からは見れないわなぁ。
しかしよっぽど注目される業績なんですなぁ。この人はこの博士論文以外は残っている仕事が見つからんけど。
アメリカの大学にいっぱいあるのは、やっぱり冷戦の時代の仕事だから、ソビエトの戦略を盛んに研究しとったんやろか。それに引き換え本国ではほとんど注目されないとはなぁ。気の毒なことである。1960年代は軍事アレルギーの国、ノーベル賞を受賞する作家センセイが防衛大学生を嘲笑して喝采をあびるような国やったからなぁ。今も変わらん連中がおるわなぁ。
その後、引き続き、開高先生のラブアフェアーの件で調査中。
新情報をゲットした。Chiyoko Sasaki氏の論文を読みたいので、閲覧できる図書館をさがした。まずは国立情報学研究所のCiNiiを使ってみる。国内の大学図書館にあることがわかった。京産大、同志社、立教に発見。京都で読めるのか。。。。。まさか電子版はないよな。
防衛大学には所蔵しそうなんだが、公開してないのかも。
そのほかは、ベルリン日独センターとケルン日本文化会館に所蔵。ドイツで博士号をとったらこういうところに寄贈するんでしょうか?
それにしても博士論文が所属していない大学の図書館に収められるとは、たいした業績なんですね。京産大、同志社、立教に関係分野の先生がいて、退官時に寄贈したんでしょうか。
ついでにWorldCatにかけてみたら、出てくる出てくるぶったまげた。欧米の大学図書館71館が出てきた。この検索結果には、図書館の場所が現在地からどれだけ離れているか出てくるんですが、8000kmも離れていてはね。電子版があるみたいやが、外部からは見れないわなぁ。
しかしよっぽど注目される業績なんですなぁ。この人はこの博士論文以外は残っている仕事が見つからんけど。
アメリカの大学にいっぱいあるのは、やっぱり冷戦の時代の仕事だから、ソビエトの戦略を盛んに研究しとったんやろか。それに引き換え本国ではほとんど注目されないとはなぁ。気の毒なことである。1960年代は軍事アレルギーの国、ノーベル賞を受賞する作家センセイが防衛大学生を嘲笑して喝采をあびるような国やったからなぁ。今も変わらん連中がおるわなぁ。